判決でマインド・コントトロール認定

おくればせながら記事発見。
マインドコントロールという言葉が判決内で使用され、賠償責任が認められた模様。

【asahi.com 】より。

ホームオブハートに賠償命令、マインドコントロール認定
2007年02月26日19時33分
 栃木県で自己啓発セミナーを開く「ホームオブハート」の元セミナー生の女性(38)が詐欺などの被害に遭ったとして、同社などに損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。
 野山宏裁判長は同社の実質的代表者らの違法な「マインドコントロール」を認定。セミナー代集めによる財産的損害や精神的苦痛への賠償などとして、1500万円余の支払いを同社側と、セミナーを共催したロックグループ「X JAPAN」の元メンバーToshiさんの会社に命じた。

 野山裁判長は、セミナーを主宰する実質的代表者について「悩みを抱える女性の不安をあおってマインドコントロールを施し、金を支払ってくれる人間に改造した」と指摘した。
原告側代理人紀藤正樹弁護士は「カルト被害について、マインドコントロールという言葉を判決で明示して賠償責任を認めたのはおそらく初めて」と話す。

 判決によると、女性は「お金のトラウマがある」「幸せな人生を過ごせないのは疑いを持つ心があるからだ」などと言われ、セミナー代などを支払うために消費者金融などに多額の借金をさせられたうえ、離婚や自己破産に追い込まれた。

ようやくMC論も判決で採用された模様。
MCの認識も、これから少しずつ浸透してゆくだろうか。
カルトリーダー、カルトグループによる被害が少しでも減りますように。