私の脱会とその後

ここんところ、自営掲示板でとても参考になる話を伺っている。
カルト問題は、私が知っている以上に複雑で、容易ではないのだと思った。
でも、決して行き止まりではなく、常に道は開けていることもわかる。

自分はアンチという自覚がもともとあまりなく、今はすでに自分がアンチかシンパかというのはもうどうでもいいのだけど、アンチ界隈の皆さんにはとてもお世話になっていて、今でもそうなのだけど、とても感謝している。

宗教団体からの形式的な脱会ではなくて、気持ちの脱会をお手伝いしてくれたのは、ネットで活躍するアンチの皆さんだ。
そこには何もないところから開拓を始めたパイオニア的存在から、見よう見まねで始めた方までいらっしゃる。
自分の所属していた団体の事で、同じように悩んでいた事、同じようにおかしいと思ったこととを考えている方々のご意見を読むことが出来、勇気を出して書き込みが出来、もやもやした部分を共有する事が出来た。
そこからあらためて仏教へ目を向ける事ができ、各宗派や教会に足を運ぶ事が出来た。ここは個人的には大きな一歩である。

そして、今度は、あらたにカルト問題の総合専門集団JSCPRの方々から、脱会してからの本格的なケアのことを教わっている。
こちらはネットだけでなく、実質的な活動を中心にしている皆さんだ。
ここでも私の知らない事がたくさんあった。

私はこれまでいろんな場でいくつ目からウロコを落としてきたかを考えると、出会った人数分くらいはあるのかもしれない。
たぶんこれからもウロコは落ち続けるだろう。
どないな数のウロコやねん!と思うけど、事実だ。

スタート地点がかなり後ろなのでちっとも進まないけれど、回り道、行き止まり、落とし穴、上り坂、いろいろあって、経てきた道にムダはないのだなと、あらためて思う。